結婚式の代わりにできるおすすめのイベントを紹介
近年は、価値観の変化や金銭の余裕がないといった事情から、結婚式をあげないカップルが増えています。しかし、結婚式を行わずとも、結婚の思い出を残せるイベントは多くあります。本記事では、結婚式の代わりにできるおすすめのイベントや、式をあげない場合でも再提言しておくべきことをまとめて解説するのでぜひ参考にしてください。
結婚式を行わないカップルは年々増加している
近年、結婚式を行わないカップルが増加している傾向にあります。アニヴェルセル総研の調査によると、20〜30代のカップルのうち結婚式・披露宴を行ったのは55.5%に過ぎません。つまり、半数近くが結婚式を選ばないという選択をしていることがわかります。
結婚式をしない理由としては、結婚あした研究所の調査結果によると、多い理由は「資金がなかった」「ほかのことにお金をかけたかった」「子どもがいた・妊娠していた」「注目を浴びることが恥ずかしい」「興味を感じなかった」です。
これらの理由から、結婚式を避けるカップルが増えており、とくに経済的な負担や、妊娠中などのライフスタイルの変化が大きな影響を与えていることがわかります。この調査結果からは、以前のように「結婚=結婚式」という固定観念が薄れ、自由な結婚スタイルが定着してきていることが伺えます。
結婚式の代わりにできるおすすめのイベント
結婚式をしないカップルが増えているなか、結婚を祝うためのほかの方法が注目されています。結婚式の代わりとして選ばれる代表的な5つの方法をご紹介します。
結婚指輪の購入
まず一つ目は「結婚指輪の購入」です。結婚指輪は、2人の愛と絆を象徴するものであり、世界中で行われている習慣のひとつです。指輪を身に着けることで、相手を思いやりながら生活することができ、一生の記念にもなります。忙しい生活や仕事、体質的な事情で常に付けられない場合でも、特別な日やお祝いの時に着けられます。
家族・親族での食事会
次に「家族・親族での食事会」です。結婚は2人だけのものではなく、家族同士の繋がりでもあります。結婚式はお互いの家族や親族が顔を合わせる貴重な機会ですが、結婚式を行わない場合でも、お食事会を開くことでその機会を作れます。
とくに双方の実家が離れている場合などは、普段はなかなか家族が集まることは少ないです。そのため、お食事会を通じてみんなが顔を合わせられ、より深いつながりを感じられます。
少人数婚の会食会
三つ目は「少人数婚の会食会」です。大規模な結婚式を避け、少人数での会食を行うカップルも増えています。少人数婚は招待客との距離が近く、よりアットホームな雰囲気で進行できるため、結婚式の代わりとして人気があります。
記念写真・ウエディングフォト撮影
四つ目は「記念写真・ウエディングフォト撮影」です。結婚式を行わなくても、ウエディングドレスや白無垢、色打掛など、好きな衣装を着てプロのカメラマンに写真を撮ってもらうことで一生の思い出を形に残せます。
結婚式をしない理由として「恥ずかしい」「お金が足りない」などがあります。しかし、ウエディングフォトは資金面でも負担が少なく、恥ずかしさを感じることなく素敵な写真を撮ることが可能です。これらの写真は結婚の報告にも活用でき、将来子どもに見せることもできるため、非常に価値のある記念になります。
新婚旅行
五つ目は「新婚旅行」です。新婚旅行は、旅行を楽しみながら2人にとっての大切な思い出を作ることができる特別なイベントです。結婚後に子どもができると2人だけの時間を確保することが難しくなるため、新婚旅行は貴重な時間となります。
ハワイやグアム、ヨーロッパなどの海外旅行が定番ですが、近年では国内で新婚旅行を楽しむカップルも増えています。国内ならば、長時間の移動や言葉の壁を気にすることなく、リラックスした時間を過ごすことが可能です。
式をあげなくても最低限しておくべきこと
結婚式を行わない場合でも、結婚の報告は大切なマナーの一部です。結婚は2人だけのものではなく、家族や親族、友人、職場の人々にきちんと報告することが求められます。報告方法について迷うこともあるかもしれませんが、最低限のマナーとして、直接会って口頭で伝えるのが最も適切です。
遠方に住んでいる場合やスケジュールが合わない場合は、電話やハガキで伝える方法もあります。ハガキで報告する際には、結婚式をしないこと、結婚に関するメッセージ、旧姓や新住所を記載することが一般的です。
友人にはメールを使って報告することも可能ですが、一斉送信ではなく、個別に丁寧に送ることが大切です。SNSやブログでの報告も一般的ですが、親しい友人がSNSで結婚を知ってショックを受ける可能性もあるため、公開範囲や文面に注意が必要です。
SNSでの報告は、その内容や範囲をよく考え、慎重に行うことが求められます。結婚式をしなくても、結婚の報告を丁寧に行うことで、周囲への感謝の気持ちを伝え、マナーを守ることができます。
まとめ
結婚式を行わないカップルが増えているなか、結婚の思い出を残すための多様なイベントが注目されています。結婚指輪の購入や家族・親族との食事会、少人数婚の会食、ウエディングフォト撮影、新婚旅行など、自由で個別に楽しめる選択肢があります。これらのイベントは、結婚の絆を深め、特別な思い出を作る貴重な時間となるでしょう。また、結婚式をしなくても、結婚の報告は大切なマナーです。そのため、直接会って伝える、または電話やハガキで丁寧に報告することが重要です。